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【徹底解説】ファクタリングに金利はある?仕組み・手数料との違い・注意点を解説!

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はじめに:ファクタリングにも“金利”があるのか?

中小企業や個人事業主にとって、急な資金ニーズに対応できる「ファクタリング」は心強い資金調達手段です。しかし、「ファクタリングって金利はかかるの?」「利息とどう違うの?」という疑問を持つ方も少なくありません。

この記事では、「ファクタリング 金利」という視点から、手数料との違いや法的な位置づけ、実質的な負担、注意すべきポイントを網羅的に解説します。誤解の多いテーマだからこそ、正確な知識がトラブル回避につながります。

ファクタリングとは?【基本の再確認】

ファクタリングの概要

ファクタリングとは、売掛金(請求書)を専門業者に売却して資金化する仕組みです。返済義務がなく、審査も比較的緩やかであるため、近年では銀行融資の代替手段として注目されています。

ファクタリングの種類

種類特徴金利・利息の扱い
2社間ファクタリング売掛先に知られずに利用可能手数料として処理(実質高め)
3社間ファクタリング売掛先の同意が必要手数料は低めで透明性が高い

ファクタリングに「金利」はあるのか?

法的には“金利”ではない

結論から言えば、ファクタリングの利用には「金利」という概念は存在しません。ファクタリングは融資ではなく「債権の売買契約」であるため、利息制限法や貸金業法の対象外とされます。

金利とは?

金融用語としての金利とは、借入金に対する利息の割合を意味し、貸付行為に伴って発生するものです。

ファクタリングとの違い

項目融資(貸付)ファクタリング
金利あり(上限利率あり)なし(手数料で処理)
債務の発生借入金として記帳売掛債権の譲渡で完了
貸金業法適用あり基本的になし(違法業者除く)

ファクタリングの手数料と「実質金利」の関係

ファクタリングに「金利」がないとはいえ、実質的な資金負担が生じる点では類似性もあります。特に以下のような場合、「実質金利換算で考えると非常に高い」ことがあります。

実質年利換算の例

たとえば、以下のようなケースを考えてみましょう:

  • 売掛金額:100万円
  • 手数料:20%(=20万円)
  • 入金までの期間:30日

**この手数料を年利換算すると、実質年利240%**という計算になります(※単純換算の場合)。

観点内容
銀行融資年利2〜5%程度
ビジネスローン年利15〜18%程度
ファクタリング実質年利換算で数十〜数百%に達することも

そのため、「金利がない」とはいえ、資金調達コストとしては非常に高い場合もあるのです。

「金利」と誤認されやすい詐欺業者の手口

詐欺的な偽装ファクタリングに注意

ファクタリングを装いながら、実質的に「貸付」契約を結ばせる業者も存在します。この場合、名目上は「手数料」としていても、返済義務が生じる・契約書に利率の記載があるなど、貸金業法に抵触する可能性があります。

違法業者の見分け方

特徴解説
金利計算を提示利率〇%と説明される
返済義務あり売掛金が回収できなければ自己返済
契約書に「利息」記載名目上でも「利息」と記載されている

こうした業者は、貸金業登録をしていないにもかかわらず実質融資を行っている=違法行為となるため、十分な注意が必要です。

ファクタリング手数料の相場とその決まり方

一般的な相場

取引形態手数料相場
2社間ファクタリング8〜30%
3社間ファクタリング1〜10%

手数料に影響する要素

  • 売掛先の信用力
  • 債権の金額と支払サイト
  • 利用者の財務状況
  • 過去の利用実績

これらの条件によって、手数料は上下し、間接的に“金利的要素”を持つような影響を及ぼします

ファクタリングと金利・手数料の比較早見表

項目銀行融資ビジネスローンファクタリング
金利年2〜5%年15〜18%なし(手数料)
実質コスト高め(年利換算で100%超の場合も)
審査の厳しさ厳しいやや緩い比較的緩い
入金スピード数週間数日〜1週間即日〜3日

コストを抑えたファクタリング活用のコツ

✅ 信頼できるファクタリング会社を選ぶ

金利がなくても、不透明な手数料体系を持つ業者は要注意。実績・口コミ・手数料の開示姿勢などで判断しましょう。

✅ 3社間ファクタリングを検討する

取引先の了承が得られる場合は、3社間ファクタリングの方が圧倒的に手数料は安く、安全性も高いです。

✅ 無理な利用頻度は避ける

短期的に何度も利用すると、実質的に高利の資金調達を繰り返している状態になります。資金繰りの根本改善と併用するのが理想です。

まとめ:ファクタリングは金利が“ない”けど、コストゼロではない!

「ファクタリングには金利がかからない」というのは正しいですが、その代わりに高額な手数料が発生することが多く、実質的な資金コストは無視できません。誤解や詐欺被害を防ぐためにも、以下のポイントを押さえておきましょう。

✅ ファクタリングと融資はまったく異なる仕組み

✅ 手数料が実質的なコスト(実質年利換算も重要)

✅ 詐欺業者の“金利的契約”には要注意

✅ コスト比較と信頼性の高い業者選びがカギ

自身で最適な方法が見つけられない場合は専門家に相談するのも視野に

本記事ではファクタリングと融資の違いや金利・業者選びのポイントを解説しましたが、初めての利用だとどうしてもご不安かと思います。

そんな方の為に当サイトでは無料で資金調達診断を行っております。
どの資金調達方法が最適なのか、どの業者が御社に合っているのか、ご質問やご不明点などなんでも受け付けておりますのでお気軽にご相談ください。

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