一括ファクタリングとは、支払手段の多様化をもたらした画期的なサービス(決済手段)です。従来、支払企業(債務者)は、納入企業(債権者)に対する支払いの選択肢として、手形を主に活用してきました。手形は、支払いを銀行が保証してくれ、実際に支払企業が入金するまでの期間が長くなることから、実務において重宝されてきました。
一括ファクタリングとは
支払企業(債務者)・納入企業(債権者)・及び当社(ファクタリング会社)が三社間契約を結び、一括でファクタリングを実行するシステムの事を指します。納入企業に対して保有している金銭債権を支払企業がファクタリング会社に譲渡することで、支払企業は支払い業務の効率化を図ることができます。また、納入企業にとっても売掛債権回収手続きを効率化したりできるといったメリットがあります。
一括ファクタリングの仕組み
支払企業が一括ファクタリング決済システムに申し込むことから始まります。一括ファクタリングシステムに登録をしておけば、後に発生した金銭債権は銀行にいつでも所定の手数料を支払って譲渡することができるので、納入企業は通常の買取ファクタリングと同じように金銭債権を期日前に現金化することも可能です。また、一括ファクタリングは支払企業が導入するものであるため、買取ファクタリングの際に支払企業に対して必要となる金銭債権譲渡の承諾もスムーズになり、納入企業も円滑な資金調達ができるメリットがあります。