(引用:アクト・ウィル株式会社)
アクト・ウィル株式会社(以下、アクト・ウィル)は、ファクタリングサービスおよび事業融資を取り扱っている金融会社です。
本記事では、アクト・ウィルが取り扱っている金融サービスについて解説します。取り扱っている金融サービスの紹介や、口コミ、メリット・デメリットについて紹介しますので、事業資金の調達を検討している事業者はぜひ参考にしてください。
アクト・ウィルの会社情報
はじめに、今回紹介するアクト・ウィルの会社情報について紹介します。
アクト・ウィルは、東京都に貸金業登録をしている金融会社です。ファクタリングおよびビジネスローンや手形割引など、企業への事業資金の調達サポートを行っています。
【アクト・ウィルの概要】
会社名 | アクト・ウィル株式会社 |
設立日 | 2013年5月9日 |
資本金 | 5,500万円 |
代表取締役 | 谷口 友祐 |
住所 | 〒170-0013東京都豊島区東池袋3-11-9 |
営業種目 | ・ファクタリング・信用保証融資・不動産担保融資・商業手形割引・有価証券担保融資・商業手形担保融資・車担保融資・売掛債権担保融資 |
営業時間 | 平日10:00~18:00(土日祝休) |
登録番号 | 東京都知事(4)第31521号 |
アクト・ウィルのファクタリングサービス
アクト・ウィルのファクタリングサービスは、最短60分で審査か完了し、即日の現金化が可能です。サービス内容や利用の流れについて紹介します。
アクト・ウィルのサービス内容
アクト・ウィルのファクタリングサービスの内容について紹介します。
【アクト・ウィルのサービス内容】
ファクタリング種類 | 不明 |
利用対象者 | 不明 |
審査スピード | 最短60分 |
入金スピード | 最短即日 |
受付時間 | 平日10:00〜18:00(土日祝休み) |
手数料 | 1%~ |
調達可能金額 | 不明 |
申込方法 | Web、電話 |
審査通過率 | 65%~ |
エリア | 日本全国 |
利用の流れ
アクト・ウィルのファクタリングのファクタリングサービスを利用する場合の流れについて解説します。
1.申込み
電話またはWebにて申込みを行います。電話の場合、0120-449-168で受け付けています。受付時間は、平日の10:00~18:00です。
土日祝日は受け付けていないので注意しましょう。
2.簡単審査
申込内容をもとに、仮審査を行います。最短60分で終了するので、スピーディな現金化が見込まれます。
3.審査結果
審査結果の連絡がアクト・ウィルからあり、必要書類をFAXまたは郵送にて提出します。
即日現金化を希望する場合、必要書類をFAXにて送付するのがいいでしょう。
4.契約
必要書類送付後、本審査があります。審査内容に問題がなければ契約を結びます。
買取資金の受取方法として、利用者の指定口座への振込、あるいは担当者による直接現金の届け出の2種類があります。
アクト・ウィルファクタリングサービスのメリット・デメリット
アクト・ウィルファクタリングサービスを利用するにあたってのメリット・デメリットについてどのようなものがあるのか紹介します。
メリット
アクト・ウィルのファクタリングサービスを利用するメリットとして、以下の3点があります。
- 最短即日の現金化が可能
- 来店する必要がない
- 希望すれば直接現金を届けてくれる
最短即日の現金化が可能
最短即日での現金化が可能な点は、アクト・ウィルを利用するメリットとして考えられます。
申込みのその日に現金化が可能なため、急な出費が発生した時にも安心です。
来店する必要がない
アクト・ウィルのファクタリングを利用する場合、来店する必要がありません。そのため、日本全国からアクト・ウィルの利用が可能です。
来店の必要がないため、移動時間や交通費が節約できるので、事業に専念できます。
希望すれば直接現金を届けてくれる
アクト・ウィルのサービスとして、希望すれば直接現金を届けてくれるサービスがあります。
特に事業が忙しくて銀行に行く時間がとれない事業者にとっては、ありがたいサービスといえるでしょう。
デメリット
アクト・ウィルのデメリットとして、「ファクタリングの種類・手数料の上限・買取可能金額が不明」「土日祝日では連絡できない」点があります。
ファクタリングの種類・手数料の上限・買取可能金額が不明
公式サイトには、取り扱っているファクタリングの種類(2社間ファクタリング・3社間ファクタリング)や手数料の上限、および買取可能金額の記載がありません。
場合によっては、自社が考えているファクタリングサービスが受けられなかったり、手数料が高かったりする恐れがあります。
アクト・ウィルのファクタリングサービスの利用を検討する場合、事前に問い合わせすることをおすすめします。
土日祝日では連絡できない
アクト・ウィルは、土日祝日の受付は行っていないので注意が必要です。電話で直接相談や問い合わせができない点に注意が必要です。
平日忙しくて土日祝日に相談を考えている事業者は、公式サイトの「ネットで簡単お申込み」から問い合わせができます。公式サイトからでは、24時間365日受け付けているので、利用するといいでしょう。
アクト・ウィルが取り扱っている融資商品紹介
(引用:アクト・ウィル株式会社)
アクト・ウィルは、ファクタリング以外に事業者向けの融資を行っています。
資金調達の充実を図りたいと考えている事業者にとってはおすすめです。
以下では、アクト・ウィルが取り扱っている事業性ローンについて紹介します。
ビジネスローン・事業資金融資
アクト・ウィルが取り扱っているビジネスローン・事業資金融資についての貸付条件、および特徴について解説します。
貸付条件
ビジネスローン・事業資金融資の貸付条件は以下の通りです。
【ビジネスローン・事業資金融資の貸付条件】
項目 | 内容 |
融資対象 | 法人 |
融資額 | 300万円~1億円 |
利率(年利) | 7.50% 〜 15.00% (融資金額額に応じて金利優遇あり) |
遅延損害金 | 20.00% |
返済期間・返済回数 | 1ヶ月~3年/ 1回〜36回 |
保証人・担保 | 原則第三者保証人・担保は不要 |
必要書類 | ・代表者本人を確認する書類・決済報告書の一部(損益計算書、売掛金、買掛金内訳書)など |
契約時締結費用 | 印紙代(実費) |
特徴
ビジネスローン・事業資金融資の特徴には、以下のものがあります。
- 担保や第三者保証人が不要
- 1億円まで利用可能
- 即日融資が可能
アクト・ウィルのビジネスローン・事業資金融資は、担保が不要です。また、法人契約であるので、連帯保証人は代表者のみで、第三者の連帯保証人は必要ありません。
最大1億円まで利用可能であるため、設備資金やつなぎ融資、他社で利用している融資の一本化など、さまざまな用途に対応できます。
即日融資が可能な点も、ビジネスローン・事業資金融資の特徴です。急な出費にも対応しているので、いざといった時にも安心です。
その他の融資サービス
アクト・ウィルは、ビジネスローン・事業資金融資以外にも以下の融資商品を取り扱っています。
- 信用保証融資
- 不動産担保融資
- 商業手形割引
- 有価証券担保融資
- 車担保融資
- 商業手形担保融資
- 売掛債権担保融資
利用可能金額や金利、返済回数および担保について、以下の表にまとめていますので、参考にしてください。
利用可能金額 | 金利(年利) | 担保 | |
信用保証融資 | 500万円まで | 10~20% | 不要 |
不動産担保融資 | 5,000万円まで(5,000万円以上は要相談) | 8%~15% | 不動産 |
商業手形割引 | 未記載 | 上場:5%〜15%非上場:9%〜20% | 商業手形 |
有価証券担保融資 | 500万円まで(500万円以上は要相談) | 8%~20% | 有価証券 |
車担保融資 | 500万円まで(500万円以上は要相談) | 6.4%〜15% | 車 |
商業手形担保融資 | 500万円まで | 9%〜20% | 商業手形 |
売掛債権担保融資 | 2億円まで | 12%〜15% | 売掛金 |
アクト・ウィルの評判・口コミ
アクト・ウィルの評判・口コミについて、良い評判・口コミ、および悪い評判・口コミの両方について触れておきます。
良い評判・口コミ
アクト・ウィルの良い評判・口コミには以下のものがあるので紹介します。
オンラインの審査フォームの使い勝手が良かった アクト・ウィルのビジネスローン申し込みはオンラインの審査フォームの使い勝手が良く、オンラインで全て手続ができるのが良かったです。「オンライン審査申込フォーム」があるので、そこの指示(流れ)に従って手続すれば、情報が整理されて「今何を手続きですべきか」が直ぐに分かったので、散らからずに整理できました。審査書類もデータファイルでアップロードすればいいだけなので楽でした。メールだと添付できるファイルサイズに制限があり、いくつもメールを送らなければいけないので非常に助かります。 (引用:創業支援ナビ) |
webのお問い合わせフォームから担当者(自動メールじゃない)から連絡がきてスピード感がある アクト・ウィルのwebお問い合わせフォームからビジネスローンの申込をしたら、すぐに担当者から連絡がきました。私の場合、受付担当者と審査担当者の両名から、メールでの連絡もお問い合わせフォームに入力した内容を踏まえた返事がきました。審査資料に何が必要なのかもすぐにわかったので、おかげさまでweb申込をしてから1時間くらいで審査申込完了まで進めることができました。 (引用:創業支援ナビ) |
悪い評判・口コミ
一方で、悪い評判・口コミには次のようなものがあります。
担保無し融資だと金利が結構高いと感じた 担保無し融資だと金利が結構高いと感じた。法人でも即日に資金調達できるのはものすごく助かると感じました。特に、仕入先への支払やクレジットカードの引き落としなど月末月初の支払が多いので、そのタイミングで運転資金を素早く借りられるのは嬉しいです。ただし、担保が無いと最低でも10%以上の金利が取られるため、すぐに返済できるとはいえやはり高いなと感じました。まぁ、ファクタリング手数料に比べてたらマシと考えるようにはしています。 (引用:創業支援ナビ) |
一定以上の年商が無いと相手にしてもらえないかもしれない 他のノンバンク系ビジネスローンだと規模が個人事業主の法人成り(零細企業)でも融資してくれたが、アクト・ウィルは法人でも一定以上の年商が無いと相手にしてもらえないかもしれないので、他のビジネスローンと比べて使いやすさは感じにくかった。そもそも年商が数千万から数億円規模あれば、信用金庫や地銀にお願いする方が時間がかかるが条件が良いので、アクト・ウィルを使おうというタイミングが中々ない。知り合いに聞くと年商5,000万円はないと厳しいらしく、時間も限られているため利用するのを断念しました。 (引用:創業支援ナビ) |
アクト・ウィルの利用に向いている事業者
アクト・ウィルの利用に向いている事業者はどのような企業でしょうか。以下の事業者が適しているので解説します。
- 銀行融資の審査に落ちた事業者
- 担保や保証人を用意せずに融資を考えている事業者
- 融資の一本化を考えている事業者
銀行融資の審査に落ちた事業者
銀行融資の審査は、財務状況や信用情報をベースに行われるのが一般的です。経営不振に陥っている事業者は、審査に通らない恐れが高いです。
アクト・ウィルは独自の審査により、銀行と比べ柔軟な審査が行われます。経営状況が芳しくなく、銀行融資の審査に落ちた場合であっても、審査が通る可能性があるので、銀行融資の審査に落ちた事業者にもおすすめできます。
担保や保証人を用意せずに融資を考えている事業者
アクト・ウィルの事業資金融資は、原則担保や保証人が不要です。差し出す担保がなかったり、第三者保証人がいなかったりする事業者にとっては、アクト・ウィルの事業資金融資は大変有効な資金調達方法といえるでしょう。
融資の一本化を考えている事業者
複数の金融機関から事業融資を受けている場合、それぞれに返済と利息の支払いが発生し、多額の資金が必要となります。そのため、管理負担やキャッシュフローへの影響、コスト増加といった問題が生じやすくなります。
アクト・ウィルの事業資金融資では、最大1億円まで利用可能であるので、他社で利用している事業融資の一本化が可能です。一本することで、毎月の返済金額が少なくなり、管理負担が軽減できます。資金繰りが安定し、キャッシュフローの改善につながるでしょう。
アクト・ウィルの利用に向いていない事業者
一方で、次にあげる事業者は、アクト・ウィルの利用に向いていないと考えられます。
- 個人事業主
- 低金利を望んでいる事業者
- 長期(5年以上)での融資を考えている事業者
個人事業主
アクト・ウィルへの利用可能事業者は法人のみです。そのため、個人事業主の利用はできません。売上や利益が順調であっても、個人事業主は対象外なので注意しましょう。
低金利を望んでいる事業者
低金利での利用を望んでいる事業者は、アクト・ウィルでの資金調達は厳しいといえるでしょう。アクト・ウィルが取り扱っている商品の金利は7.50%〜20%です。低金利での資金調達を検討するのであれば、銀行や日本政策金融公庫、制度融資を利用するのがいいでしょう。
長期(5年以上)での融資を考えている事業者
5年以上の返済期間を考えている事業者は、アクト・ウィルの利用は向いていないと考えられます。アクト・ウィルが取り扱っている事業融資の返済期間は12ヶ月が多く、最長でも60ヶ月です。
資金繰りの安定を図るべく、毎月の返済金額を抑えたいと考えている事業者にとっては、アクト・ウィルが取り扱っている事業融資の利用は厳しいといえるかもしれません。
まとめ
アクト・ウィルは、ファクタリングをはじめ、さまざまな事業資金サービスを取り扱う金融会社です。
最短60分で審査、即日現金化も可能です。希望すれば、現金を届けてくれるサービスも選択できます。
事業性ローンでは、最大1億円まで利用可能で、融資の一本化もできます。資金繰りを見直す際に大変便利な金融会社といえそうです。
資金繰りの見直しを考えている事業者は、アクト・ウィルの利用を選択肢のひとつとして検討してみてはいかがでしょうか。