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無担保融資【ノンバンク】

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無担保融資【ノンバンク】

ノンバンクとは、銀行と違って預金・為替業務を行わず融資のみ(貸付業務)金銭貸借の媒介業務のみ行う金融会社です。法律的には銀行は銀行法、ノンバンクは、貸金業法によって業を営みます。銀行と違って預金業務を行わない為、お金を貸すための資金は主に銀行から得ています。よく名前を聞く消費者金融・信販会社・クレジット会社・リース会社もノンバンクと言います。貸金業法に基づき登録を行えば開業ができます。

バブル経済期には預金者保護の規制が厳しい銀行と違って規制が少なかった貸金業社は、貸付残高を急増させましたが、バブル崩壊後は巨額な不良債権を抱えて倒産に陥る期間も続出しました。当時は出資法での利息上限金利は40.004%でしたが、法改正により(利息制限法)上限年利は15%~20%に変わりました。みなし弁済の廃止、年収の3分の1を超える貸付の禁止など法改正後、消費者金融からの借入での多重債務問題も緩和されました。現在では健全経営を確立したノンバンクが残っています。

1)無担保融資とは

土地や建物などの物的担保・保証人を取らずに信用で融資を行うことです。債務不履行の際に、債務弁済の確保をするために担保を取るのが一般的ですが、信用力の高い会社や少額の融資などは、担保を取らずに無担保融資を行うことがあります。

2)無担保融資のメリット

融資の際の担保になる不動産などは、簡単に用意できるものではありません。自宅を担保に融資を受けたいが、家族の理解が得られないということもあるかもしれません。無担保融資は、このようなときでも資金調達ができるというメリットがあります。

※保証人不要※
保証人になってくれる人の心当たりがないという場合だけでなく、保証人になってほしいと頼むのは気が引けるということもあると思われます。保証人を頼むということは、非常に重い責任を相手に負わせるということです。よほど近しい親族などの間柄でないと、簡単に頼むことはできません。無担保融資ならその様な問題点を考える必要はありません。法人で無担保融資を受ける時に、法人の連帯保証人として代表者の保証を求められるケースもあるようです。

3)無担保融資のデメリット

信用取引になるので、金額に制限があることや審査や利用条件が厳しい事が言えます。返済能力があるかどうかを見極める為、様々な書類の提出を求められるケースや利用条件を設定され、審査にも時間がかかることもあります。結局融資が出ないケースもあります。

4)無担保融資の手数料は

ノンバンクの無担保融資は金利が銀行よりも高く設定されています。
ノンバンク金利相場は5%~18%
銀行系(メガバンク)は1%~15%が目安です。
無担保融資は原則、保証人や担保を取らないため、返済が滞った場合貸し倒れとなるリスクがあります。その為金利が高く設定されています。

5)調達可能金額は

ノンバンクの多くは銀行よりも融資限度額を低く設定されています。例えば銀行のプロパー融資なら何億円単位で融資を受けられることがあってもノンバンクは100万円~1000万円に限度額が設定されている事が多い傾向にあります。会社の規模によっては、100万円以内ということも珍しくありません。

6)どのような時に利用するか?

従来は、窓口となる銀行で低金利、長期返済での融資をお選びになるのが一般的でしたが資金調達の目的によっては、早急に対応をお求めになるケースがあります。その際には、与信審査の時間がかかる銀行より顧客情報を厳正にチェックはするものの銀行ほど様々な業者を巻き込んだ審査はしないので所有時間が短く最短即日の対応も可能となります。早期の資金調達が必要な際に適しているサービスです。

7)担保・保証人は必要か?

ノンバンクで融資を受ける場合、実質的には(経営者以外)不要です。企業が融資を受ける場合、連帯保証が必須ですが、会社で申し込みその代表者が保証人扱いとなる為、誰かに保証人をお願いするような事はありません。

担保については、契約の内容(利用するサービス)によって異なっています。担保型ローンと担保不要のローン、どちらを選ぶかによって、担保型は担保の価値が融資金額に大きく影響を与えてきます。価値が高く評価されれば、その分高額な融資が可能となりますし、価値が低ければその分少額にはなります。

企業が赤字続きで審査が通らない場合、担保を提供することにより利用できるケースもあります。担保を入れることで審査を有利にできるメリットがあります。但し、担保型は無担保融資よりその分時間がかかるケースもあります。担保の価値など算定し、その資料などの提示が求められる為です。

経営者(代表者)以外の保証人が求められるケースもあります。信用力が低いケースで会社の赤字決済続いている場合や経営者(代表者)自体の個人的信用情報に問題がある場合、経営者以外の保証人が必要になる場合もあります。

8)資金化までの日にちは?

利用される内容によって異なりますが、銀行融資が10日以上かかるケースに比べてノンバンクは即日融資を謳っている会社もあります。ノンバンクは融資までのスピードが早いのがメリットの一つです。

お急ぎの場合にはWEBで完結できる会社もあります。
お申込みされる融資の内容にて異なりますが、資金調達の時間に余裕がある場合は低金利で長期返済の銀行系、時間に余裕が無いスピード重視なら少し高くはなりますがノンバンクの簡易的手続きがいいのではないでしょうか。

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